婚活体験談
婚活の秘訣がつまった、
ハピマリ体験者の声をご紹介します。
これまでいつの間にか女性に距離を置かれることも多かったのですが、彼女のように真摯に向き合ってくれた人は初めてでした。
ハピマリで結婚を目指そうとされたきっかけをお聞かせください。
30代で一度結婚して、私がいたらなかったこともあり、一年も経たないうちに離婚することになりました。そのあとは「良縁があれば」くらいに思って、特に婚活をすることもなかったのですが、気づけば40代半ば。仕事が多忙なのを言い訳にしているようでは、ずっと独身のままだと危機感を覚えたんです。
Happymariageの存在を知り、かなり慎重に調べました。調べれば調べるほど、真剣に縁つなぎを行っていることが伝わってきたので、これなら信頼できるにちがいないと入会を決めました。
私は両親から「Happymariageに登録してみたらどう?」とすすめられたことがきっかけで入会しました。私自身かなり奥手で、行動を起こすのがとても苦手なんです。両親も直接は言ってこなかったのですが、私に旦那さんができたらうれしいと考えているのは、節々から伝わってきました。
親孝行が第一目的というわけではなかったですが、両親を安心させてあげたいというのが強い動機になりました。
初対面の印象をお聞かせください。
大げさに聞こえるかもしれませんが、大和撫子が令和の時代にも、まだいたんだなと。これまで私は女性の外見ばかりに心を奪われてきましたが、彼女の場合、内面も素晴らしいのが初対面で伝わってまいりました。きっとご両親に愛されて育ってきたんだろうと、想像を巡らせました。
会釈したあと何もおっしゃらずに、鋭い眼を私に向けているので最初は怒っているのかなと不安になりました。私は恋愛経験が少なく、自分に自信がないタイプなので、「好みではなかったんだ…」と落ち込み、すぐに帰りたくなりました。そのあとに入ったレストランで「大和撫子が現れたので見惚れてました」と言われ、冗談を言われているのかと思いましたが、本気でそう思ってくださったようでした。それがわかって急に恥ずかしくなり、顔が赤くなりました。
印象に残ったデートについてお聞かせください。
大型書店にふたりで行ったのが楽しかったです。
私も彼も読書が大好きなので、書店デートをすることになりました。最上階にテーブルとイスが用意されていて、そこで試し読みしてから買うかどうかを決められる、とても好きなな本屋さんがあるんです。私からの提案で、そこにしてもらいました。
ライトノベルなるものを彼女に教えてもらいました。刺激的な表紙の作品が少なくなく、すごい世界があるもんだなと驚きました。
私は『ローゼンメイデン』などのアニメが昔から好きだったので、「ゆくゆくは耽美についても勉強したい」と彼に伝えたんです。すると谷崎潤一郎などの文学を教えてもらいました。川端康成が『片腕』という、とても妖艶な短編を書いていたことも、彼から教えてもらえなければずっと知らないままだったでしょうね。日本の文学は敬遠していたんですが、彼との書店デートを通じて、その奥深さを知りました。教えてくれて今でも感謝しています。
過去を振り返って感じることなのですが、私は本を読まない人とは、どうも相性が良くありません。その点、彼女は活字が好きな人で安心しました。お互い知らない知識を交換できて楽しかったです。私の方が十年以上人生を長く経験している分、知識のストックが多いのかもしれません。彼女が興味を持つものであれば、これからもどんどん伝えていき、見聞を広めてもらいたいです。
プロポーズについてお聞かせください。
口下手なもので整理したものを紙に記して、それを朗読した目の前で読もうと思いました。ディナーのあと、公園に誘い、そこで「ちょっと聞いてほしいことがあるんだ」と手紙を取り出し、目の前で読みました。書いている途中に感情が高ぶってきて、交際を申し込むつもりが、「結婚を前提に交際してほしい」と、つい先走ってしまったんです。そのときは夢中でしたが、あとで冷静になったときにやりすぎたかと後悔しました。帰宅して痛恨の極みだとやけ酒をあおりました。
目の前で手紙を朗読されることって、今までなかったので正直言うとかなり驚きました。しかも「結婚を前提に」と告白されたので、戸惑ってしまってその場ではお返事できませんでした。「考えさせてください」とお伝えして、その日は逃げるように帰りました。すぐに結論は出ず、一週間どうしようか悩みました。
あの一週間は生きた心地がしなかったなあ。完全に暴走して嫌われてしまったとばかり思っていました。
母に相談したら「古風で一本気な男性ね。不器用だけど、そういうところが信頼できるんじゃない?」という感想でした。父には彼がバツイチであることも伝えたのですが、「過去の失敗があるから、今度の結婚は大切に考えていると思うよ」と優しく言ってくれました。最初はパニックになっていた私も「ここまで自分のことを大事に考えてくれているのなら」と思い、こちらから「また会えないですか?」と連絡したんです。
てっきり振られたものだと思っていたので、正直、驚きました。それから一度ふたりで行ったレストランで待ち合わせたんです。
私の方から「この前のお返事ですが、よろしくお願いします」とお伝えしました。
これまでいつの間にか女性に距離を置かれることも多かったのですが、彼女のように真摯に向き合ってくれた人は初めてでした。この年齢ですから、交際するイコール結婚だと決めていました。再度、きちんとした形でプロポーズさせてもらい、承諾してもらいました。あのように下手くそな愛情表現しかできない自分を、しっかりと受け入れてくれたのがうれしかったですね。
結婚生活を送る上で、大事にしていることは何ですか?
前の結婚生活では、私の要求が多くて関係が悪くなってしまったと反省しています。ですので、奥さんにこれをしてほしいと思っても、ただそれを伝えるのではなく、自分ができる分は自分でやろうと考えています。独身生活が長かったおかげで、家事は一通りできるようになりましたし。
両親や兄弟以外の人と暮らすのが初めてなので、うまくいくか心配でしたが、私ができていないところを彼がフォローしてくれているので助かっています。感謝の気持ちをできるだけ言葉にして、伝えていきたいと思います。
今、婚活中の人やこれから婚活を始めようと考えている方にアドバイスがあればお願いします。
私は最初の結婚で失敗しましたが、だからこそ、今、素敵な伴侶と暮らせているわけで、何事も捉え方だと思います。人間だからミスはつきもの。「やってしまった…」「失敗した…」と思った後、それをどう解釈するかが大切でしょう。起きた事柄自体は変わらなくても、そこから学習できること、学べる点は必ずあります。仕事も婚活もいかにフィードバックと改善を自身でできるかが勝負の分かれ目のように感じます。私のように未熟なものでも『虚仮の一念』の精神で、本懐を遂げられました。どうかみなさんにも、頑張っていただきたいです。
偉そうに言える立場ではありませんが、受け身になりすぎないことかなと思いますね。どれだけ出会いを求める気持ちがあっても、行動していなければ出会えません。私も両親の後押しがなければ、婚活を始めていなかったでしょう。動くことで前へと進みだすことはたくさんありますし、楽しいことだってきっと増えていきますよ。